「大人のための残酷童話」 倉橋由美子

なぜ このほんを 買ったのか おぼえていません
たぶん タイトルに ひっかかった んだろうと
色彩銅版画 も なんだか 残酷風を演出
そして 一話ごとに「教訓」というものが 書いてあります
これも 本文を読んだあとの 残酷を余韻します

アンデルセン童話集「人魚姫」からはじまる

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人魚の涙

本文略

教訓 人は下半身には恋しないものです

あとがきに G・Kチェストン のことばとして
「昔ながらのおとぎ話では、主人公はいつでも尋常一様な少年で
びつくりさせるのは彼の出会ふ異常な事件のほうである。……
ところが現代の心理小説では、逆に主人公のほうが異様で異常なのだ。
正常の中心が欠けてゐるから正常が正常でなくなつて、
異常が正常になつてしまつてゐる。だから……
当然その小説は平板きはまりないものになる。……
現代の真面目くさつたリアリズム小説が描くのは、
そもそも気ちがひである男が、味気ない世の中でいつたい何をするかといふことである」

1984年4月15日印刷
1984年4月20日発行


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by genkiyasai | 2016-04-23 09:15 | 本・言葉・絵 | Comments(0)  

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